築49年の木造住宅!再活用リフォーム工事
2023.10.02リフォーム
Spec
築49年の木造住宅!再活用リフォーム工事
所在地:名古屋市
「ご家族から譲り受けたお家を再活用したい」
お家自体は築49年。
すべて解体して新しく建て直すのではなく、修繕が必要な部分は工事をし、
活用できる部分を再活用したリフォーム工事をご紹介します。
<<増築部分の解体>>
今回増築部分は解体することになりました。
増築部の2階にはバルコニーがありますが錆がひどい状態
壊した後の壁の跡も気になると思うので、壁の補修もあわせて行います。
◎Before
◎作業の様子
増築部分の建物を思い切って壊していきます。
取り壊した後は新しい窓を取付ける予定なので、それまではブルーシートで養生します。
壁を補修するため足場をかけて、下地用の黒いフェルトを貼ります。
あわせて増築部に隠れていた基礎も補修をします。
外の壁に左官屋さんがモルタルセメントをこすります。
壁が割れるのを防ぐ目地シールを打ち、塗装前の準備完了です。この上に塗装をして仕上げていきます。
◎After
増築部分を取り壊して新しくなったバルコニー
外壁も塗装が終わって明るくきれいになりました。
古い土間コンクリートやブロックも片付けて、広くて明るいお庭になりました。
<<設備の取り換え>>
リフォーム工事の目玉とも言える設備の取り換え。特に水廻りは毎日使うものなのでおうちと共に老朽していきます。
今回の工事でも老朽化した水廻り設備を取り換えしました。
◎キッチン Before
設備自体の取り換えはもちろん、キッチンの壁部分も化粧ベニヤになっているのできれいな壁紙クロスに貼り換えたいご希望です。
◎キッチン After
設備がまるごと新しいものになり、コンロやシンクもピカピカです。
ステンレスだったキッチン廻りも白色のキッチンパネルになり、まわりの壁もクロスを貼って
きれいで明るいキッチンに生まれ変わりました。
◎洗面台 Before ◎洗面台 After
洗面脱衣室も洗面台が老朽化しており、壁もキッチンと同じく化粧ベニヤの状態でした。
壁部分はクロスを貼り、洗面台を新しいものに取り換えし、新しく洗濯パンを設置しました。
明るく清潔感のある洗面脱衣室になりました。
◎トイレ Before ◎トイレ After
トイレの便器本体は状態良好だったためこのまま使用することになり、
新しくウォシュレットを取り付けして、壁紙を新しいクロスに貼り換えしました。
設備をまるごと新調するのはもちろん気持ちが良いことですが、
もし今お使いのものが良好な状態であれば一部分のみ新しくするのも一つの手です。
水廻り設備、特にキッチン・お風呂・トイレの取り換えは、とてもご要望が多いリフォーム工事です。
取り換えをすると不思議なもので、生活も気持ちもリフレッシュされたように感じます。
老朽化や使いづらさでお悩みの方は一度ご検討されてみることをおすすめします。
<<内装の改修>>
少し懐かしさを感じる左官の塗り壁、化粧ベニヤの壁を新しくクロス貼りに、
床材もきれいなフローリング材・フロア材にして、和室の襖や畳もきれいに取りかえます。
◎Before
夕方に撮影しているので暗い印象をあたえてしまいますが
年数も経っているので、色褪せやシミ、汚れが目立つ状態でした。
◎作業の様子
古い天井板の上に新しく貼るクロスの下地用ベニヤ板を張っている様子です。
壁側も同じように新しい板を張っていきます。
大工さんが1枚1枚丁寧に、隙間がないよう削り合わせて作業します。
和室の古い畳も処分をして新しいものにします。
床も、新しいフローリング材を張って新調します。
◎After
天井と壁を白いクロスに、床材は優しい色合いの木目調フローリング材に張替えし明るい印象になりました。
張替えをした畳も青々とし、新しい畳のにおいが気持ちがいいです。
和室の襖も白色の無地をセレクトしてスッキリとしました。
既にご紹介したキッチンも、白い壁・天井と優しい色のフローリングです。
<<窓サッシの交換・設置>>
昔のお家の窓サッシのガラスは「単板ガラス」が一般的に使われてきました。
ただ単板ガラスは断熱性が低いため、現在新しく建てる住宅では複層ガラスに取って代わられています。
今回のリフォームでは断熱性を期待して、サッシを取り換えします。
◎Before
昔ながらの単板ガラスの窓サッシです。
1階和室 2階和室
◎作業の様子
奥の青色の養生シート部分は元々増築した建物があったところですが、
今回のリフォームで増築部分は解体してしまったため、新しく窓を取り付けることになりました。
隣の白色の養生シート部分は1階和室部分で、単板ガラスから複層ガラスの窓に交換します。
窓枠を取り付けて設置していきます。
2階和室部分も単板ガラスは取外し、新しい窓ガラスに交換です。
◎After
新しい窓サッシの取付け完了です。雨戸も新しく取替えました。
1階部分
2階和室部分
これで断熱性アップ、間違いなし!?
今回、窓サッシの交換・設置については『住宅省エネ2023キャンペーン』という補助金を利用しました。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭の省エネ化に向けた取り組みが推進されており、
近年ではこのような国主導の補助金制度も多く利用されています。
年度によって補助金の内容、利用条件は異なる場合がありますが、
当社でも有効活用できる補助金については利用していきたいと考えております。
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今回ご紹介した部分以外にも、手直ししたり新しく取替えしました。
築49年とは思えないお家に生まれ変わりました。
築49年の家と聞くと、建て直した方が早いのでは・・・と思う方も多いと思いますが
予算的な都合であったり、建て直しが出来ない状況であったりと様々です。
建物の状態によっては必要な部分を修繕して、新しく生まれ変わらせることも可能です。
全体の修繕でなくても「水廻りだけ」「外壁部分だけ」「窓サッシの交換だけ」など
ポイントを絞ってのリフォーム工事のご相談も受け付けております!